
NIPT検査を実施している施設は限られており、どこの施設でも受けられるわけではありません。
NIPT検査専門のクリニックや、NIPT検査を実施している産婦人科、大学病院や医療センターなど、その種類はさまざまですが、大きく分けると「認証施設」と「非認証施設」の2種類があります。
以下では、両者の違いをわかりやすく解説します。
認証施設とは、日本医学連合会が認証(認可・認定)したNIPT検査施設のことです。
平成25年に日本医学会と日本産科婦人科学会が発表した「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査に関する指針」という指針に基づいて認証が行われています。
認証を受けるためには、以下の6つの条件をクリアしなくてはなりません。
認証施設のメリットは、出生前診断に精通した専門医や認定遺伝カウンセラーによるフォローアップ体制が整っている点です。
万が一陽性判定が出た場合も、羊水検査など確定検査をスムーズに受けることが可能。
検査の結果によって重大な判断が迫られる場合もあるため、安心できる環境は何より大切でしょう。
ただし認証施設では、21トリソミー(ダウン症候群)・18トリソミー(エドワーズ症候群)・13トリソミー(パトウ症候群)の3項目しか調べることができません。
自身が調べたい項目をきちんとチェックできるか、よく確認してから施設を選びましょう。
これに対して非認証施設は、日本医学会・日本産婦人科学会による認定を受けていない施設です。
非認定だからといって、違法に検査を行っているわけではありません。
産婦人科クリニックや遺伝専門のクリニックでも、「検査を望む方が検査を受けられるように」「情報を知る権利を大切に」と考え、あえて非認証を選ぶ場合もあるようです。
NIPT検査そのものは外部の検査機関が行うため、産婦人科医でなくとも検査をすることが可能。
美容外科医や内科医など、さまざまなクリニックが非認証施設として検査を提供しています。
非認証施設のメリットは、検査の自由度が高い点です。
年齢などの条件もなく、検査を希望する妊婦さんなら誰でも検査を受けることが可能です。
また、検査項目に関しても、21トリソミー(ダウン症候群)・18トリソミー(エドワーズ症候群)・13トリソミー(パトウ症候群)の3項目だけでなく、微小欠失検査や全染色体検査などまで調べることができます。
また、検査精度も、認証施設との差はありません。
一方で、施設によっては出生前診断の知識が少ない医師がカウンセリングや検査を行っているケースもあります。
このため、万が一陽性判定が出ても、充分なサポートが受けられない妊婦さんが少なくありません。
非認証施設を選ぶ際は、料金や条件だけでなく、サポート内容などをしっかり確認することが大切です。