
ここでは、NIPT検査の一般的な流れについて解説します。
各ステップについて具体的に説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
NIPT検査の流れは施設によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
それぞれの工程について、詳しく解説していきます。
NIPT検査は10週0日から受けられます。
このため、受診できる週数が近づいてきたら、ご自身が通っている産婦人科クリニックに相談をしましょう。
クリニックでNIPT検査を行っていない場合は、担当医に相談の上、希望する施設での受診予約をします。
NIPT検査を扱う施設には、認証施設と非認証施設があります。
それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、自分に合った施設を選ぶことが大切です。
遺伝カウンセリングとは、妊婦さんやパートナーの悩みや不安などをヒアリングした上で、遺伝医学や出生前診断の情報提供を行う場のことです。
具体的には、
などについて話をします。
遺伝カウンセリングは、臨床遺伝専門医制度委員会・専門医や、認定遺伝カウンセラーが行うのが一般的。
時間は30~60分ほどです。
ただし、遺伝カウンセリングは施設によって実施していない場合があるので、事前に確認した方が良いでしょう。
※臨床遺伝専門医制度委員会・専門医、または認定遺伝については後述します。
妊婦さんの腕から20ccほど採血するだけです。
羊水検査や絨毛検査に比べて母体への負担が少なく、流産のリスクが低いのが大きな特徴です。
採血は、遺伝カウンセリングと同じ日に行うケースもあれば、別の日に行うケースもあります。
検査結果は、7~14日程で届くのが一般的です。
検査結果の受け取り方法は、各施設によって異なります。
受診の上口頭で伝えてくれるクリニックもあれば、書面を郵送したり、Eメールで通知したりするクリニックもあります。
「遠方なので何度も通えない」「移動が辛い」といった妊婦さんには、郵送やEメール、オンラインで伝えてくれるクリニックが安心ですね。
ただし、再検査(判定保留)や陽性判定が出た場合、パニックになったり不安になったりする妊婦さんも多いため、検査後のサポートが充実しているクリニックを選ぶことが大切です。
注意したいのは、結果が陽性だからといって100%染色体異常があるわけではないということ。
本当に異常があるかどうかは、羊水検査などの確定的検査を受けなくては分かりません。
クリニックによっては、羊水検査の費用を負担してくれるところや、そのまま羊水検査が行えるところなどもあります。
万が一陽性判定が出た場合のことも考えて、サポート体制をチェックしておきましょう。
臨床遺伝専門医制度委員会・専門医とは、日本人類遺伝学会、日本遺伝カウンセリング学会に認定された医師のことです。
遺伝や診療に関する知識を持ち、専門的検査や診断・治療・遺伝カウンセリングを行うプロフェッショナル。
医学的な見地だけでなく、倫理的・法的・社会的な見地に基づき、適切な遺伝医療を提供しています。
日本人類遺伝学会と日本遺伝カウンセリング学会が認定する専門資格です。
医師と連携して、遺伝子・染色体検査に関する情報を提供する、精神的・社会的なサポートを行うのが仕事です。
NIPT検査では、検査の意味を正しく理解するため、遺伝カウンセリングを受けることが必要とされています。
検査の意味を良く理解しないまま検査を受けてしまうと、陽性判定を受けた途端に混乱してしまい、確認もせずお子さんを中絶してしまう可能性があるからです。
実際に、軽い気持ちで検査を受けて陽性となり、確定検査の結果中絶をした場合でも、精神的に整理ができず、心的外傷後ストレス障害に陥る患者さんたちがいます。
NIPT検査は、命に関わる重要な検査です。
万が一陽性判定を受けた場合でも、納得した上で判断ができるよう、どんな検査でどんな結果が得られるのか、またその結果をどのように解釈するか、きちんと説明をしてくれるクリニックを選びましょう。